千柩堂Chikyudo

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エッセイ

事故

もし私が自殺したらば、それは私自身のもたらした事故である。

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自然体の容

ノン・バイナリー(あるいはXジェンダー)の私にとって胸もとのふくらみはどうにも不自然なかたちに映る。あるべきでないものがそこにあるおさまりのわるさ、据わりのわるさ。姿見をのぞきこむたび背骨のぐにゃりとゆがむような不愉快をじっと感じる。近ごろはからだづくりに努めはじめてやっとBカップほどまでサイズを落としたが、下着をつければどうしたとて、女性向けの気づかいの施された形状が胸もとにじゅうぶんふくらみをつくる。遺憾の意。

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梨の薬膳

季節の変わり目にすっかり足をとられてしまった。

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ぬばたまのはと

ましろいはとが吉兆ならば、ぬばたまのはとはどうだろう。

原宿は裏竹下、眩暈するようなにぎやかの通りからすこしばかりのがれのがれた小径にて、闊歩するまっくろの鳥がニ匹。艶々しい濡羽の毛なみ。洒落た鴉がフォトジェニックのなごりをさがしているのかとおもいきや、どうにもシルエットがまあるい。

鳩だ。

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うみまちのえ

月日はいつもいそがしげに駆け足ですぎていく。先日の文学フリマ東京初出店について記事を一本書こうとおもっていたが、気づけばイベントからもう三週間以上も時が過ぎてしまっている。瞬きの間に流れゆく。記憶が朧とならないうちにどこかで書き留めておきたい。

先日の土曜日、取材がてら江ノ島に足をはこんだ。

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Fondue Fondue Party

土曜、弟の誕生日パーティーをした。

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みごろみごろをまつこころ

個展をやりたいとおもっている。私のえがいた詩と写真とをあわせたものものを、こじんまりとして、うすぐらく、ほのかにあたたかみのみえる画廊やカッフェなんかにならべて、ぼんやりと飾ってみる。てん、てん、と飾る。漆喰のかべをつたう。ことばや、いろや、おとや、そのほかにもさまざまのなにか私を私たらしめんとしてやまないものたちが、アンティーク調の画鋲でとめられたところから、つたっておちる。そのさまのしずかな騒々しさをおもう。

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